オサケンの“うまいもん塾”

お酒なんでも研究所(オサケン)の“うまいもん”ブログです。

カレラ・セントラルコースト

カリフォルニアのカレラは、ピノノワールの単一畑、マウントハーランのシャルドネ、デザート・ヴィオニエなど美味しいのですが、普及価格帯で評判が良いセントラルコーストを一度も試した事がありませんでした。
ですので、今回カレラ・セントラルコーストの2種、ピノ・ノワールとシャルドネを両方試してみる事にしました。
カレラ・セントラルコースト
まず画像左側のシャルドネ。
とろとろでトロピカルフルーツの感じとバターのニュアンスが有ると聞いていましたが、さほど上質なインパクトは無く、バターのニュアンスもほとんど感じられませんでした。樽香が平凡なムルソーのようで、この樽香もあまり好きな感じではなく、よっぽどの事が無い限りは、もう一度は試さなそうです。
マウントハーランのシャルドネとは完全に別物であることが分かりましたので、もしも一線を超えた美味しさを期待したいのならマウントハーランの方を飲まれるのをお勧めします。セントラルコーストの方は、この価格であれば、似たような方向性のものでもより上質感を感じられるものが幾つも有ります。
次に画像右のピノ・ノワール。
こちらは、一般に“カリピノ”と言われるような甘くジャムのような香りが豊かで樽の香ばしさも加わり、このタイプが好きな人には喜ばれそうです。ただ、これも価格を考えると、新世界のワインであればこれの半額程度で同等の味わいの物が有るように思われますので、かなり厳しいと言えそうです。新世界系のピノ・ノワールとしては、もう千円程度の出費を覚悟して昨日のチリのアマイーナを飲む方が、上質感を感じる事が出来そうです。
単一畑の物は流石にアマイーナよりもエレガントで、このセントラルコーストとも全く別のワインですが、カレラにエレガントさを期待出来るのはやっぱり単一畑の物だけのような気がする体験となりました。

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アマイーナ

アマイーナは、甘いーなと言う言葉ではなくて、チリのちょっと気合の入ったピノ・ノワールです。
アマイーナ
グラスに注ぐと、ピノノワールとしては割りと濃い色調、果実味の奥行きにはスパイスも感じられ酸も弱めである事から、わりと遅摘みだったのではないかと思われます。新世界系の分かりやすくジューシーで複雑味も感じられる温かみの有るタイプですが、既にシナモンやナツメグのような、恐らくは熟成に由来する香りも出てきており、今飲んでもかなり美味しく楽しめるようです。
酸味が基調の繊細で透明感が有るピノを期待する方にはお勧め出来ませんが、鴨やガチョウなどのローストなどと楽しみたい方には、そこそこ手頃で美味しいピノではないかと思います。
先日のオシオの方が若干硬質な感じのように思いますが、どちらも今後が期待出来るチリ・ピノの星では無いかと思われました。

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新世界のスパークリングワイン

新世界のスパークリングワインは、あまりこれと言うのに出遭う事が少ないと思うのですが、今回飲んだケンウッドのスパークリングは、熟成した複雑な香りを楽しめる、なかなか良い感じのスパークリングワインのようでした。
ケンウッド・スパークリング
泡立ちの木目の細かさはやはりシャンパーニュに劣るようですが、漂う香りには、柑橘類や若干のリンゴ、香ばしい蒸し栗も感じられ、嫌なゴム臭等は無く、健全な印象を受けます。辛口と言っても、やや甘味を感じるような程度であり、この甘味もストレートな糖質の甘味と言うよりも糖質が時間を掛けて馴染んできたような印象の甘味です。価格を考えても、なかなか良いと思われ、春以降のちょっと暖かくなった時のブランチなどに少しよく冷やして飲むのにお勧めのような感じでした。
こうしたスパークリングを飲むと、以前にも書いたかもしれませんが、競合価格帯の日本酒の発泡系の製品は、品格に欠けるように感じられてなりません。こうした製品も何10種類も飲んではいますが・・・。
シャンパーニュのプレステージクラスと言わないまでも、せめてこうした新世界のスパークリングワインに比肩する品質の物が出てきて欲しいと思います。

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いしる

いしる、いしり、うしる・・・と言われる一群の魚醤が石川県を中心にありますが、今回のいしるは、最もいしるらしい、スルメイカだけで作られた物です。
いしる
このいしるは金沢の物産展で見つけて購入してきた物ですが、嘗めてみるとやはりイカらしい肝を感じる風味と臭気が残っています。先日の水産物の展示会でも3年物のいしると言うのを試食(?)しましたが、それでもこの匂いは残っています。この香りは恐らくイカの肝の脂質などの成分が酸化したり開裂した後の分解産物の複合香なのではないかと思いますが、この香りは、突き詰めると、別に要らないのではないかと思われます。こうして若干の不快な香りを伴う物には実は毒性の有る事が多く、この香りなども実はあまり良くない物なのでは無いかと思われてなりません。水産加工品の中でも、鰹節のカビは脂質を分解して、脂質がそのまま酸化した時の酸化臭が出るのを防いでくれますが、このようにもう一処理行うだけでこうした香りがでないような“いしる”も出来るのではないかと思います。この辺は、この香りが好きな人に支えられていると言う伝統性を排除するように聞こえてしまうかもしれませんが、伝統的作業行程が未成熟であるが為に危険を伴うような事が有る場合には正されて然るべきでは無いかと私は思っています。私は伝統加工食品は好きですが、こうした食品加工の中には、流通行程での危険性も含めて行程が安全面では適切でない場合があります。(記憶に残る所では、熊本の辛子レンコンなどです。)
今回の肝などは特に様々な酸化酵素などの宝庫ですから、加工までの時間も含めて、適切な処理をした物とそうで無い物とで非常に差が出てしまうのです。卑近な例で言うと、イカの塩辛も適切な処理の物は一般に見られる臭みは無いのですが、世の中のほとんどの物は不適切な処理がされておらずに臭いのです。この臭いのが肝の風味だと誤解されている方々が多い現状で異を唱えるのは勇気が要りますが、まずは肝臭くない本当の伝統的な塩辛を経験していただいて、いしるの可能性についてもお考え戴きたいと思います。もしかすると、今回書いたような臭みの無い“いしる”も既に有るのかもしれませんし、今無くても出来るのかもしれません。何か御存知の方が居られましたら、是非教えて戴ければ幸いです。

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チリのソーヴィニヨン・ブラン

先日は牡蠣フライにチリのゲヴュルツトラミネールとヴィオニエを合わせてみたのですが、今回はチリのアナケナ・ソーヴィニヨン・ブランを合わせてみました。
アナケナ・ソーヴィニヨン・ブラン
牡蠣フライは自家製のタルタルソースと光ソースの両方で食べてみましたが、タルタルの方がスパイス、ハーブがある分相性が良く、先日のどちらのワインよりも良い感じでは無かったかと思います。

さて、このアナケナ・ソーヴィニヨン・ブラン、ラベルや姿は結構良い感じなのですが、購入価格は驚きの780円。以前の私だったら価格だけで検討すらしなかったように思います。ところが、これもまた本当に良く出来ているのです。単純明快な果実味を感じる美味しさでありながら、甘さに逃げて市場に迎合しておらず、元の葡萄が健全で力があった印象を受けます。ソーヴィニヨン・ブランに森の奥の御令嬢のような姿を期待すると期待ハズレになる事になりますが、これは南国の白い浜辺で元気に遊ぶお嬢さんのような感じ・・・炭酸ガスも微妙に残っており、それが元気に感じさせるのかもしれません。
マスカットや芋焼酎のような香りも有り、チリのソーヴィニヨン・ブランは品種が違っているというお話も有るので、もしかすると、それらが混じっているのかもしれません。
ともかく、じっくり飲む方向で楽しむワインでは有りませんが、料理と合わせて楽しむには充分に美味しいワインです。

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干口子(ほしくちこ)

ナマコの卵巣を干した干クチコ、形が三味線のバチに似ていることから、バチコと呼ばれる事も有ります。
干クチコ
言わずと知れた金沢の名産品なのですが、広島でも作られているようで、幾つかの産地のものが出まわっているようです。
まだ食べていないので味の方はどうか分かりませんが、こうした海産加工品は加工前の鮮度が命で、余程にいい加減な加工技術でもない限りは美味しい場合が多いです。
このクチコ、過去の別の産地(多分広島産のも食べた事がありますが)の物の経験からは、そのままもちろん炙って食べても美味しいのですが、私のお勧めはクチコ酒という楽しみ方です。炙ったクチコをぐい呑みに入れ、熱燗を注ぎ1〜2分ほど待ってから飲むのですが、これを飲むと非常に繊細で綺麗な海洋性の旨味が口福をもたらしてくれることが分かります。このクチコ酒の良さは、注ぎ足しで3杯目くらいまで楽しめる事、更に3杯ほど飲んだ後に食べるクチコも塩気などが調度良くなって美味しく、一粒で二度美味しい楽しみ方なのです。クチコ酒でクチコの風味を活かすには、透明感が有りながらも熱燗にも耐える酒質が重要で、お酒の風味が強いとクチコの香りをマスクしてしまいいけません。
こうした飲み方は、他の酒類ではあまり聞いた事が無いので、日本が誇るべき素晴らしい文化と思います。
海外で生活している友人には、今の季節に来日してくれたら、是非この素晴らしいクチコ酒をご馳走したいものです。

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沢庵

沢庵と言うと、黄色くて甘くてと言う紛い物が99%位になってしまっているのではないでしょうか?
私は沢庵が好きなのですが、あの甘くてまっ黄色と言うのはご勘弁願いたいと思っています。
この沢庵も(どうせ着色料で色をつけて甘くて変な味の物なんだろうな)と思い、手に取ったのでした。
沢庵
ところが、この黄色はウコンで、大根の他には塩と糠しか原材料表示がありません。
もしかすると非常に美味しいかもと思い、購入してみました。
しかしながら、やっぱり、凄く美味しいと言う期待は裏切られたのですが、甘くて変な物とは明確に異なる品質の物です。
ウコン由来のやや苦いような味もありますが、糠の酸味が気持ち良く、お燗や古酒と相性が良さそうでした。
この沢庵も産直で購入して2本で230円・・・先日良さそうな沢庵を高級スーパーで購入したら、結局美味しく無かったのに1/4本くらいで400円以上・・・ 美味しさと価格というものを見直さなくてはいけない時期にきているような気がしてなりません。

この沢庵なら、ちょっと醤油を掛けてお茶漬というのも美味しそうです。
これは近々試してみたいと思います。

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サヨリ三昧

そろそろ春の便りと共にサヨリも獲れるのではないかと思っていた所、産直のお店でサヨリの干物を見つけ購入してみました。
さより干物

サヨリはお腹が黒いのですが、そのお腹部分は処理されており、腹黒く無くなっていました(笑)もちろん原材料は、サヨリと塩のみ。
塩加減は若干原魚よりも強い程度で、酒肴にも御飯の共にもいけそうです。
今回は、お得意の電熱器で軽く炙り(焼き物でしっかり御飯にする時は炭火ですが、ちょっと晩酌と言うような時には電熱器を使用します)、お腹の部分を先に食べ、頭と尾と背骨の部分は、更に良く焼いて食しました。
サヨリには独特の香気がありますが、それがキチンと残っており、ちょっとお気に入りの干物になりました。

こうした飾らない素朴な味わいは、優しい味わいの日本酒に本当に良く合います。今回は華鳩の減農薬米使用の純米酒(常温)に合わせて検討してみましたが、この組みあわせも本当に美味しいです。
私はこのお酒はかなり高いレベルで美味しいと思いますが、大阪での扱いは未だ有りませんので、もしも広島に行かれる事が有れば是非どうぞ。干物を炙った物などにはかなり良いと思います。
このお酒で無くとも、新潟県・加賀の井の本醸造であるとか、徳島県・芳水の特別本醸造・山田錦などでも美味しく合わせられますので、バランスが整った綺麗な感じのお酒で是非どうぞ。無濾過生原酒系や古酒・山廃系のお酒は、サヨリの香気よりも完全にボリュームが大きい事がほとんどですので、お勧め出来ません。

サヨリも生で買った時にはそんなに多くは食べませんが、今回の干物は二人で10匹程度食べ、晩酌は正にサヨリ三昧でした。それでもまだ残りが有るなんて、これで400円とは・・・都市部では考えられませんよね?
美味しい食べ物に関しては、都会暮らしは大変だと痛感します。

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隠れた銘酒

日本酒の古酒には隠れた名品が眠っている事が有る事は以前に書いたと思いますが、今回久しぶりにハッとする名品に出遭いました。
隠れた名品
その古酒の名品をこっそり発売していたのは、広島のとある蔵元です。
酸味と甘味と香ばしさでバランスする古酒は割と多いのですが、水のような儚い飲み口で香ばしさとバランスする古酒は、かなり珍しいのです。この古酒は正にそれで、以前に気に入って飲んでいた『加賀の井』の14年純米古酒(今は終売になっているようです)や、今は廃業してしまっている埼玉県の銘酒鏡山の吟醸古酒に似ています。この古酒は、これらの思い出の名品を思い浮かべずにはいられないほどのレベルなのです。
開栓後の酸化還元電位の上昇に伴い、流石に酸が上昇したようですが、それでも中心の軸にブレは無く、水のような絶妙なバランスは保ったままです。こうした素晴らしい古酒なのに、知られるべき人に知られていないので、ほとんど売れていないようです。ということは、これは逆に私達が手に入れるチャンスと言う事なのですが、この蔵元は現在、大阪で1店舗しか取り扱いがありません。このお酒は昨日までは私も知らなかったので、その小売店の店長さんにも案内出来ていませんから、近々御案内して大阪でもその店舗から入手出来るようにしたいと思います。
このお酒は、多くの方が経験した事のないタイプの物である事は、私が保証致します。楽しみにお待ち下さい。

蛇足かもしれませんが、ここ数年来、4合瓶で5,000円〜15000円とかいう古酒も色々と利き酒するチャンスがありましたが、この3000円未満のお酒に勝てる物は1つも無かったと言って過言ではありません。それだけ古酒は価格整合性がないので良品を掴むのが難しいのです。以前に書いた事の繰り返しになりますが、この整合性の無さが古酒の普及を阻む大きな要因なのですが、まだまだ解消される見通しは立って居りません。そういう状況ですので、こうした私の記事等の情報で、隠れた名品にもスポットライトが当たるようになってくれれば、少しは事態は好転するかもしれませんが、市場が確立してしまうと恐らく価格は跳ね上がってしまい、一消費者の立場としては微妙です(笑)。ともあれ、まだまだこうした名品はありますので、安く手に入るうちに是非お楽しみ下さい。
森伊蔵みたいな事が有るかもしれませんよ(笑)
森伊蔵や村尾も定価レベルで手に入る時には、買って友人にあげていたりしたのですが、今となってはそんな事はできませんので・・・(苦笑)

(実は、タンク貯蔵の別のお酒も利き酒させて戴いた所、同等の素晴らしい酒質である事を確認しています。これは商品として売られていませんが、蔵元さんは高く売るつもりはサラサラ無いらしいので、こちらも期待大(?)なのです)

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ジンファンデルのワイン

わりと初期の頃から、美味しいワインがありそうな予感がしていた品種にジンファンデルがあります。
先日アリアーニコのワインをブラインドで飲んだ時にも「ジンファンデルかも」と思ったり、ピノ・ノワールのワインを飲んだ時にも時々「ジンファンデルのあのワインに香りが似ている」とか、グルナッシュのワインでも、「あの美味しいジンファンデルと似た香りがする」なんて思った事が有ります。
かくもジンファンデルのワインは多様なタイプのワインになるようですが、今日御紹介するビアレ・スペンカーヴィンヤード'99もやや濃い系のジンファンデルとしてかなり上質な部類のように思われます。
ビアレ・ジンファンデル
ジンファンデルらしいスパイシーさと黒や赤い果実を感じるふくよかなアロマ、軽い熟成による品の良いブーケが絡まり合い、繊細な丸い円のような甘味が舌の上を優しく撫で、恐らく樽からくる香ばしい香りが余韻へと繋がり、非常にまとまりの良いフィニッシュになります。
香ばしさとブーケは、先日のシャトー・マルゴー'88の物を更に相似形に大きくしたような感じで、甘味はチリのアルマヴィーバをもう少し繊細にした印象など、かなり良いとこ取りな印象でした。これで透明感がもっと出ていれば、本当に素晴らしいと言って良いワインだったように思います。
こうしたワインは突き詰めると好みのタイプでは無いのですが、時々プルーンジャムを食べるとしてもその時には美味しいジャムが食べたいように、こうしたワインに上質感を探すのであれば、このワインのライン上でも実現できるだろうと言った感じなのです。
ジンファンデルのワインを丁寧に探すとかなり色々なタイプの上質なワインに通じる味わいが体験でき、なかなか良いのではないかと思います。
(西洋杉等の香りを良いワインの必須条件と思われる方には、全然おすすめ出来ませんが)

このワインとは別にスペンカーと言うワインもあります。
こちらはビアレよりもボディーは小さく繊細な感じで、濃いピノ・ノワールを彷彿とさせてくれる、こちらも非常に良いワインと思いました。
北新地のとあるワインバーの紹介で、このワインと共にオーナーの方が移っていて、ちょっと嬉しくなった事も有ります。

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窒息鴨のロースト

昨日の窒息鴨のローストですが、島らっきょう(沖縄のラッキョウ、生食出来ます)とマデラ、ピノ・ノワールのワイン等で相方がソースを作り、それで食べました。
鴨のロースト島らっきょうソース
(画像はちょっとイマイチですが、二人での普段的食事ですので、御勘弁下さい。相方の仕事仕様・パーティー仕様の盛りつけはもっと綺麗なのです)
焼き加減も画像で見えるよりもロゼがハッキリしていて、かといって生焼けな感じでも無く、相方が「なんとなく焼き加減がわかってきた」と言うなりに上手に焼けていたような気がします。
私達は鴨や合鴨がかなり好きで、鴨鍋をお燗で等と言う事も色々と検証してきましたが、どうも赤ワインとこうした料理の方が感動は深いように思います。

添えてあるささがき牛蒡のコンフィもサクサクと美味しく、パプリカのマリネも甘味と酸味の調和とスパイスの感じが良くて、添え物もなかなか美味しく出来ていました。ケッパー・ベリーのアモンティリャード漬も作っていたのですが、添え忘れてしまいました (;^_^A

魚好きの私達は、洋風調理でも本当はマナガツオのムニエルであるとか、アマダイのポワレのような物が好みなのですが、なかなか食材の良いのがちゃんと手に入らないんです・・・。
とは言え、今回のこうした料理に、昨日のようなワインもなかなか美味しく時々はこういうのも良いです。
コツさえつかめば、鴨も綺麗に焼けるようですので、是非お試し下さい。

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オー・ボン・クリマのピノ・ノワール

私は日本酒の事を常に考えておきたいので、ワインもそれを考えながら検証(?)しています。時々逸脱したくなる事もありますが、ワインに関しては、ブルゴーニュの生産者を次々に直接訪問され非常に細やかな感性で楽しまれておられるような、私が足下にも及ばない方から教えて戴けたりもしますので、それを楽しみにさせて戴いた方が良いように思っています。

さて、その日本酒を念頭において検証しているワインですが、デイリーでは無く、ちょっとしたお祝い事のラインを大吟醸の古酒の価格帯におき、750mlで5,000円〜7500円というのを意識して試してみる事にしています。
私達は一応、より高額な価格帯の日本酒やワイン、バーボンやスコッチ、ブランデー等の経験も色々とありますので(最近は自分での購入は無いですが)、その辺りの価格帯の商品の出来も厳しい目で見られると思っています。

本日御紹介するオー・ボン・クリマのノックス・アレキサンダー'02は、カリフォルニアのワインですが、造り手のジム・クレンデネン氏は神様とまで言われるアンリ・ジャイエ氏を師と仰ぎ、テロワールを大事にする方のようです。
(ネット上の画像を見ていて、何となくモンテラートの横山シェフを思い浮かべてしまうのはナイショです)
ABCノックス・アレキサンダー
過去に白ワインを何度か飲んでいて、なかなか良いワインを造る人だと思っていましたが、御自身の渾身のワインがアンリ・ジャイエ氏にヴィラージュクラスと言われても、頑なに自分の信じるスタイルを全うしようとしているエピソードに感心し、ピノ・ノワールも飲んでみようと思ったのでした。

さて、このワイン、やっぱりこの価格帯としてもかなり良いと思います。
開栓したてから、中庸の香りに高いトーンの香りも混じり、チェリーやイチゴ、プルーンのような香りに若干のナツメグ、なめし皮、タバコのような香りが絡み、その香りが品の良い果実味にマッチしています。また、香ばしい香りとしては、コーヒーやバニラのような芳香が感じられ、飲みこむ時の後半部分にこれらの香りが花を添え、充実感の有る味わいを感じさせてくれます。
数時間後には更にトーンが高くなり、繊細な印象に。その段階に至るまでにも何処かエキゾチックなスパイスの香りが幾通りにも変化して楽しませてくれました。
少なくとも、ブルゴーニュでは良く知らないと結構はずしてしまうので、それを考えたら、日本酒好きな人が時々手を出しても充分満足出来るような気がします。価格も、島根県の李白の斗瓶囲いや三重県の黒松翁の斗瓶取りと同程度であるので、その辺のクラスとも充分に競争出来るか、それ以上の満足度ではないかと思われます。
日本酒の場合は、肴の調達が非常に大変なので、そこが実はネックになります。
ワインの場合には、今回は窒息鴨のロースを焼きましたが、これと牛蒡のコンフィ、パプリカのマリネなどで美味しく戴けるので、割りと入手が簡単です。
(ワインだけの完成度ではなくて、料理と合わせてしまう事を考えてしまうので、なかなかワインの神様が微笑んでくれないような気がするのは、気の所為では無さそうな気がしますが)

現在は普段のちょっとしたお祝いイベントにはワインで、とっておきの時には日本酒でと言うのが、一般的にも満足度の高いお勧めできるスタイルなのではないかと思っています。

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上海新天地

チャイナモール OSAKA 上海新天地に寄ってみました。

3Fの中華食材マーケットはなかなか面白いです。
中華はあまり食べないのですが、面白そうな使ってみたい調味料が幾つも、一昨日御紹介した臭腐乳もここで購入しましたが、臭腐乳だけで他にも何種類もありました(^_^;)
加工食品売り場では、久しぶりに見かけた鶏の足の煮込みがあったので、これもお燗のアテにでもならないかと購入してみました。
鶏の足
想像していたよりも醤油辛いのと、煮込みが甘くて筋の食感が今一つなので、再度加熱調理した方が良さそうです。硬タンパクのコラーゲンが多いので、もっと一般的になっても良さそうな物ですが、姿そのままに抵抗感が有るのでしょう・・・。姿で言えば、カニや海老もグロテスクさでは負けていないと思うのですが、こうしたものは大丈夫で慣れていないものに抵抗感があるのは、偏見にも通じますので、なるべくは無くしていきたいですね。

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即席御飯

レトルトやインスタント食品をほとんど食べないと書きましたが、ではパパッと食べる事は無いのかと言うと、そうでは有りません。
例えば、即席焼き飯
相方がお稽古で丸1日留守をする時に、独り昼御飯用に作りました。
即席焼き飯
海老は静岡の桜海老を干した物を料理酒(雨後の月・特別純米)としょっつるで戻し、ネギと卵とでシンプルな焼き飯にした物なのですが、こんなものがなかなかに美味しいのです。
御飯を冷凍してあるのと、干海老を使用するので、まるで即席のように早い時間で調理出来ます。
偶に独りの時にはこうした手抜き料理等で楽しむ事も有ります(^_^;)
こういうのもアリですよね。

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人間の神秘

ついに念願叶って(大袈裟ですが)手に入れる事が出来た臭腐乳(臭豆腐)
今日はそれについてです。
臭腐乳
この臭腐乳、伝え聞く噂では相当に曲者らしく、臭い系のヘビー級のように思っていました。通常の腐乳は、まあ日本人でもかなりの人が大丈夫そうなのですが、臭腐乳は大部分の日本人がダメそうだと言う印象をもって臨みました(^_^;)

さて、川底のヘドロを連想させる色合いから言って既にこちらには或る種の予感が有ったのですが、開けてみてやっぱり! 本当にヘドロを詰めて来たのでは無いかというような臭気が部屋に充満します。
相方の眉は思いっきり歪み、「肥溜めの臭いがする!」と・・・
確かにその通りなのです。

しかし、良く香り(臭い)を嗅ぐと、ドブやヘドロのような香りの横にパイナップルのような香りも若干潜み、ちょっと複雑です。肥溜めと言わずに、食品で似た香りを辿ると、先日の「しょっつる」、「くさや」がそれに当たるようです。

食べてみると、田舎の森林公園の奥の古いトイレの香りをつぶさに思い出してしまったのですが、やっぱり臭気は相当なもののアミノ酸系の旨味が有り、「しょっつる」同様に調味料として加熱調理に使用してみるのが良さそうに思われました。

お粥でも食べる方が居るようですが、正直その食べ方には更に勇気が要りますが、このままでも食べる事が出来ない訳では無い自分と、こうした食品を創り出した人に「人間の神秘」を感じてしまいました(笑)

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銘醸地は動くのか

僭越ながら、ちょっとだけ麻井宇介さんを意識するような堅いタイトルにしてみました。

今日御紹介するコノスル・オシオは、そんな事を感じさせるピノ・ノワールからなるチリワインです。
コノスル・オシオ・ピノ・ノワール
やや色調は濃く、チェリーやラズベリーを感じさせる果実味がしっかりしているものの酸味のボリュームも充分で、ブラインドでこれがチリワインと言うことは、そのものズバリを飲んだ事が有る人以外分からないのではないかと思われます。
最高峰と言うにはまだまだかと思いますが、樹齢の若さを考慮すると、今後チリがピノ・ノワールの銘醸地になっていく可能性を感じずにはいられません。
麻井さんは、ニュージーランドのプロヴィダンスにボルドータイプの洗練を見ましたが、今生きておられたら、もしかするとこのワインにブルゴーニュタイプの銘醸地がチリに誕生する可能性を見出したかもしれないと思います。

銘醸地が銘醸地たる所以は、そこに連綿とした伝統の裏付けがあるからなのですが、これから銘醸地になるかも知れない土地は、この瞬間から伝統が始まるのかもしれません。チリは、今の所はカリフォルニアやニュージーランドにも一歩譲るかと思いますが、非常に可能性の有る土地だと思います。

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鳥肌の立つカレー

私達は、インスタント食品やレトルト食品をほとんど食べません。理由は勿論美味しくないからなのですが、その中には時々例外があります。

鳥肌の立つキーマカレー鳥肌の立つ牛挽き肉と豆のカレーは、そうした例外のに含まれます。
鳥肌キーマ
鳥肌挽き肉と豆
どちらもかなり辛く出来ていますが、スパイス使いがなかなか良く、味も無駄にアミノ酸の味を付けたりと言うことが一切無くて、正直レトルトでここまで出来る事に驚いた商品です。一時はコンビニエンスストアで売られたりもしていましたが、今では一部のスーパーと東急ハンズ位でしか見かけません。特に牛挽き肉と豆のカレーは、渋谷のムルギー(カレー)や秋葉原ラ・ホールの極辛口のカレーを彷彿とさせる独特の味わいで、懐かしさと共に好きな系統の味なのですが、これは東急ハンズでしか見かけなくなってしまい、購入に苦労しています(^_^;)

普段の日には食べませんが、前日飲み過ぎてしまった次の日であるとか、休肝日にしようと云う時には、敢えてこれとサラダくらいの食事にしたりします。これがまた相方と共に楽しめてしまうのですから、本当に大した物だと思います。


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4 g の幸せ

私はお茶も割と好きなのですが、カフェインの利尿作用に苦しめられてしまう事が多々有ります。
その辺を解消するべく少量を楽しむのが最近のスタイルで、中国茶の茶壺(チャフー)等を使用しています。(勿論、お気に入りの烏龍茶を煎れる物とは別の茶壺です)
中国茶セット
この茶壺は本体が球体に近く、低温長時間抽出でも温度が保たれており、これがこの茶器を使用する理由です。
何回か茶葉の量を変えて検討してみた結果、今使用している茶葉では4gがとても美味しく飲める分量のようです。
お湯は大体55℃、抽出時間は3分。
抽出されたら茶漉しをセットした茶海(チャーハイ)に受け、茶杯に分配します。
低温で抽出すると、テアニンの旨味が濃く、とろっと甘く感じるように入り、使用する茶葉はごく僅かですが、本当に幸せな味がします。
小さい頃は、玉露は低温で、煎茶は高温で煎れるものだと思っていましたが、低温抽出の煎茶もなかなか美味しいのですね。

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ワサビの葉の醤油漬け

私は関東育ちな事も影響しているのか、ワサビが好きです。
こちらのスーパーの野菜売り場で普通に本ワサビが販売されていないのに少々戸惑いましたが、最近は市場で購入するのでその不便さは解消されました。

その好きなワサビ、骨まで愛してでは無いですが、葉っぱまで好きです。
天麩羅はちょっと失敗でしたが、定番の醤油漬にしてみたら、これはやっぱり美味しいです。
ワサビの葉の醤油漬
葉ワサビを適当なサイズに切り、3日ほど醤油と味醂とお酒に漬けておいただけなのですが、これも昨日同様にお燗に合う味で、ついつい手が出ます。

こうしたシンプルな物を食べていると、美味はどの時代もそんなに変わらないのではと思えてなりません。
魚や野菜等は、昔の方が美味しかったのでは無いかと言う思いも常にあります。コメントにもお言葉を戴きましたが、シンプルに食べても安全な物が当たり前の時代になって欲しいものです。

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蓮根のキンピラ

さっと出来て好きな物に蓮根のキンピラがあります。
蓮根のキンピラ
登場するのは、蓮根と油、醤油と味醂、少々の唐辛子、最後にかける胡麻だけです。
基本は蓮根が美味しい事、調味料が良い事だけなのですが、それなのにどうしてこんなに美味しいのか・・・
お燗にもバッチリで、先日の筑前煮も美味しかったですし、蓮根を食べる文化圏に生まれた幸せを感じます。

そうそう、今回のキンピラの醤油には、梅醤を使用しました。
微妙な酸味は、実はキンピラには良いのかもしれませんが、これは今後検討してみる必要がありそうです。

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桃色にごり酒

以前より類似の商品が出ていたのは知っていますが、どうにも味わいが納得できないものが多く、買ったり勧めたりしたい気にはなれませんでした。
しかしながら、この雨後の月の桃色にごリ酒何処と無くシャンパーニュを感じる風味にプレーンヨーグルトを感じる酸味があり、後口にその酸味と渋味が心地良くてくせになる味です。
甘味を感じないと言う話でしたが、どうしてどうして、にごり部分のデンプン質が酸っぱさを柔らかくして甘味すら感じさせてくれます。ただ、にごり部分がかなり多いので、それを柔らかくする為には、スパークリングワインで割ると、かなり美味しいです。ただ、割りすぎは禁物で、大体1:1前後が良いように思われました。
桃色にごり検討
(画像左より3:1、1:1、1:3です)
また、グラスの形状によっての味わいの違いを検討した所、ぐい呑みのような物よりもフルートグラスの方が美味しいと結論しました。
桃色にごりスパークリング
割る方のスパークリングワインは、熟成感のあまり無いものの方が良く、熟成感があると香りに違和感が有るようです。(今回は、デ・ボルトリ dBクラシックで検討しましたが、熟成感が低く甘味も軽くあるので良く馴染みました)
食前や食後でも良いですが、タン塩や焼き海老ささみの梅肉焼きなどとあわせ、食中でも美味しく飲めそうなお酒です。(原酒でもスパークリングワイン割りでも)

この商品、お酒の側からは酵母臭のように言われてしまう香りが有るため、日本酒ファンには酷評されるかもしれませんが、ワイン好きの方々へ御紹介すると、軒並み高評価です。
日本酒好きもワイン好きも同じ日本人、好ましく評価できる部分は見習いながら楽しみを広げるようにしたいですね。

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姫ニンニク

ありそうであまり売っていなかった食材姫ニンニク
ニンニク、ニンニクの芽、葉ニンニクに続くニンニク食材です。
姫ニンニク
ニンニクから芽が出た物なので、これこそ芽ニンニク、ニンニクの芽といえそうですが、そうした名称には先約があるので、こうした苦しいネーミングになったのでは無いかと思われます。ニンニク部分は所謂ニンニクの味が、ニンニク内部にある芽が始まる部分はややニンニクの芽(茎)のような食感が、上に出た芽の部分は葉ニンニクのような感じで、火の通し方は結構難しく、天麩羅として芽の部分を少し出しながら暫らく揚げ、その後全体に火を通すのが良いように思われます。
ちょっと変わった形をしていますので、バーベキューなんかにも面白いかもしれません。その場合にはソーヴィニヨン・ブランか何かに合わせてみたいですが f(^^;)

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カラーピーマン

市場に行って目についたカラーピーマン
以前は各色別に売られていましたが、アソートで三色セットで売っていました。
カラーピーマン
こうしたアソートは楽しいですよね。色は楽しみだと思いますので、こうしたのは嬉しいです。ただ、包装しているのは本来必要無くて、3つの箱から1つずつ選んでと言う方が良いように思いますが。

さて、このピーマン、色と味には別段相関は無いようです。
では何故取り上げたのか。それは、色に興味が有ったからです。ピーマンの色もカロテノイド系の色素群ですが、色の違いは色分子の微妙な違いによるのではないかと思われます。では、この色の違いは何処から来るのでしょう、それは恐らくその植物固体の持つ修飾酵素(体内で作られる分子構造に別の分子から幾つかの原子を付けたりする事を“修飾”と言います)の活性の差であるとか、欠損であったり、そもそも酵素自体が違い産生する色素の構造が違うと言うことが考えられます。(酵素活性の差だけによる色素の蓄積量で説明がつく場合もありますが)
では、この酵素の量の違いや欠損は何処の段階からなのでしょう、それは遺伝的に同じ物同士による固体差では無く、まず間違い無く遺伝的レベルで違います、それではその遺伝的レベルをどのように固定したのか、これは往々にして人為的な行為による物なのです。遺伝子の変異は人為的に行われる他にも自然界では常に起こっています。それが色々な形での表現形となって私達には見えるのですが、自然に起こったものに関しては何故か受け入れる人が多く、人為的と言うとすぐに嫌がる人もいます。交配と言うのも遺伝的に好ましいと人間が解釈した表現形を恣意的に(遺伝的に)固定する事が多い訳で、このカラーピーマンも、そうした物かもしれません。
通常こうした操作は、ほとんどは危険が伴わない物ですが、リスクはゼロとは言えません。安全に思える事でも実は遺伝的レベルや酵素レベル、生体内で作られている化合物レベルでは危険がある事も承知しながら妥協して行く必要も有ると思われます。カラーピーマンを見ながら、その遺伝的背景や食環境に少しだけ想いが及んでしまいましたので、書いておく事にしました。

因みに通常日本で食べている人参も原種に近い物は白かったようです。遺伝と言う概念が定義され無い時代から、遺伝を利用して“品種改良”と言う事が行われている事も心に留めておきたいものです。

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ラ・パッション グルナッシュ’04

グルナッシュ好きの私達は、常に次に美味しいグルナッシュのワインを探していますが、これは以前にお話した通り、日本酒からワインへ関係する時に渋味が少ないのに、香りに興味深い複雑さが有ってとっつき易いからです。

今回試してみたのは、ラ・パッション グルナッシュ'04
ルーション地方のワインです。
ラ・パッション グルナッシュ
澱がないかと瓶の底を透かしてみると、かなり濃い感じの色調。若いワインと言う事も考慮し、やや重いトーンでタンニンを感じるグルナッシュなのでは無いかと予想しつつ抜栓。案の定ブラックベリーやブルーベリーのジャムのような重いトーンの香りにイチゴジャムのような香りもうっすら感じ取れます。テイスティングしてみると、これまたタンニンが少々暴れて感じるような印象で、こうした収斂味に弱い相方の下唇は白くなってしまいました(笑)
余談ですが、酸や渋で口腔粘膜が白くなってしまう方は他に居られますか?
私はならないのですが、相方は笑っちゃうくらいに反応するので、人体の不思議を感じています。

さて、その後1時間半ほど経過した所で、ようやくややトーンの高いラズベリーやイチゴのような香りが出て来、まあグルナッシュとして飲めるワインではあるワインになりました。しかしながら、この段階では、もう一度飲んでみたいと言うほどの魅力は有りません。
その後1時間ほど経過した時にちょっと用事があり、1時間半ほど中断、その後更に飲み直し始めると30分ほど経過した時点(開栓から4時間半)でかなりトーンの高い良い感じの香味に変貌しました。イチゴやラズベリーのような香りや酸味を基調にブラックペッパーを彷彿とさせるようなスパイシーな香りも顔を覗かせ、タンニンもやっと軟らかさをもち後ろに引いてくれたようです。
以前にもスペインのガルナッチャのワインで開栓後4時間ほどで美味しく変貌する物がありましたが、その程度には美味しい気がします。
それを確かめる為にも追加購入してみようかと思えるワインとなりました。

テーマ:ワイン - ジャンル:グルメ

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お燗の道具

まだまだ寒い日が続きますが、寒い日に暖房を入れずに飲む美味しいお燗は、心に染みます。
心に染みすぎると、お燗をつけるのがついつい億劫になり、そうした怠惰な自分と葛藤するハメになります。

そこで、こうした億劫な自分でも料理の脇で手軽にお燗が出来る道具を探しだし、使っているだけで楽しくなるような道具でお燗を楽しむようになり、その楽しみ方を提案しています。
画像は、まずその道具達です。
お燗道具
左上のマイクロバーナーで、右上のフォンデュ鍋に持ってきた60℃程度のお湯を保温し、錫製のチロリにお燗をつけ、右下のような骨董のようなお猪口や錫のお猪口で飲むのです。

このスタイルの要はレクロという会社のマイクロバーナーで、この格好の良いマイクロバーナーなくしては、今のずぼらスタイルは成り立ちません。
マイクロバーナー
このマイクロバーナー、とある食品系の展示会で手にして一目惚れ、輸入販売の会社が近所と言う事もあり、直接会社に伺って購入し、使用し始めました。レクロ・ジャパンの会社の方々が御自分の扱われている商品に誇りを持たれていることにも共感して、手に入れるだけでなく、こうした良品の良さが分かりそうな方へも御紹介していますが、一消費者として御紹介したいので、手数料などは一切戴いてません。それくらい惚れてしまっている道具です。
燃料はカセットボンベのガスで良く、60℃程度のお湯の保温でしたら2時間くらいは余裕で持ちます。(途中、使用していないでいられる時間も合わせて)

以前は作家物の格好良い湯燗徳利を使用していたのですが、酔ってきてしまうとお湯の交換が面倒で、使用頻度が落ちてしまっていました。こうした小さい熱源で小さい鍋を使用してお湯を側に置く事が出来れば、全然手間ではありません。また、湯燗徳利と違って熱湯である必要がないので、危険回避の面からも優れています。加えて、既成の湯燗徳利ではなくて、作家物等のお気に入りの徳利が湯煎出来るので楽しみも倍増です。
もし御興味の有る方は、会社を御紹介しますので、是非入手して楽しんで下さい。また、私の会社へ直接取りに来る事が出来る方には、オサケン価格で提供させてもらえるようにお願いして有りますので、そちらも気軽に御相談下さい。

このマイクロバーナーでつける、うごのつきの特別純米、白鴻の特別純米、瑞冠の山廃純米吟醸、鷹勇の純米吟醸、倭小槌の純米古酒などのお燗は本当に美味しくて暖まりますよ。

テーマ:日本酒 - ジャンル:グルメ

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