オサケンの“うまいもん塾”

お酒なんでも研究所(オサケン)の“うまいもん”ブログです。

残念な事 (食の安全を考える)

できれば良い方向で改善してもらえればと思い、賞味期限内の商品が使えないほどに劣化していた事をその販売店へ伝えたのですが、最近の表示偽装問題が目に余る事もあり、ここにその状態の記述と共に残しておく事にします。

商品はサンマ節で、購入時の賞味期限は1年間となっていましたが、ここでも節や煮干しを色々と取り上げているように、色々な節を順々に使うので、いざ使おうと思った時には数か月経っている事も有ります。今回は画像のような賞味期限のものを8月に使おうと思っていた所、カビが生えていて、不活性ガス充填にミスが有るか包材にピンホールが有るのではないかと思い、販売者へ連絡したのです。(その時に書かずに、今書いているのは、表示偽装では無いとは言いきれないと考えたのが最近だからです)
カビ賞味期限
以前にもカビが生えていた事が有り、二度目である事もあって、私が応援したい(今後も購入し続けたい)と思っている(思っていた)企業が、昨今の賞味期限偽装の問題のようになっては困ると思い、改善を求めたのです。包材に関しても半分泣き言のような事を説明調子で言われていましたが、私が業界向けの包材のセミナーを修めたり、化学系に明るい事は想像出来ていなかったようです。私はあくまで一消費者としてしか接点を持っていませんでしたので、教えてあげるような事は出来ませんでしたが、一般消費者の中には特定分野に関して業界の人よりも詳しい人が居る可能性がある事は心の片隅に留めておいた方が良いように思います。

さて、そこで商品の状態ですが、一応未開封と言うのが分かるようにまずチャック部分を。
カビ未開封
8月時点ではこれほどでは無かったのですが、今では下のように完全に全体がカビています。もちろん高温多湿などの所には保管していませんし、昆布や他の節がカビた事は1度も有りません。
カビ状態1

カビ状態2
最初の賞味期限の所でもカビているのが分かるかと思いますが、未だに会社の方が賞味期限と言っていた期間内である事は非常に大事な事で、このようになるものに何の根拠があって賞味期限をつけていたのか、その科学的根拠が全く不明瞭で、賞味期限が先の方がなんとなく消費者が安心すると言う心理を逆手に取っていたのだとしたら、食の安全の面からも許せない行為であると思います。
カビは全て危険な訳ではないのですが、このカビが安全であるかどうかは調べてみないと分かりません。それに本当に不活性ガスが充填されていて抜けていないのであればカビは生えません。今回の原因が包材のピンホールであるのかどうかも調べてみないと分からないのですが、それらの管理責任は全て販売者の方にあり消費者は信じて買う事しか出来ないのです。
消費期限の偽装問題は食品業界全体にあるのであって、今回のような未だ大きく取り上げられていない問題への意識の低さも食の安全や信頼を危うくする物であり、色々な点で猛省を望みたい所です。


余談ですが、現在使用している鮪節は、別の会社から購入して賞味期限が切れたものですが、購入当初は(水分量が多かったのか)あまり良い枯れ具合で無かったものが適切な状態に変化していてそれを美味しく戴いています。
奈良漬も本当の純正奈良漬などは、消費期限は2年となっていますが、3年後でも美味しく戴けたりします。友人の「うるか」は4年物ですし、味噌でも7年物があったり20年物の味醂も美味しく戴けます。
食品の状態変化と、腐敗等を回避する要因・原理などが理解されていれば、実際には一般的に知られるよりも消費期限が長い場合があります。この辺もせめて食品業界に関係する人はもう少しちゃんと学び直して欲しいものです。
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この記事のコメント

科学的に理解している人がまともに品質管理しようとしても、諸般の
事情でできないし、下手すると地位を失いますからね。
今年は、8月と10月に子供が生まれて、2月にまた一人生まれる
予定なのですが、子供のことを考えると、まともな教育を受けさせる
のと同じくらい、まともな食物を与えたいですね。
2007-12-30 Sun 01:21 | URL | まおぞう #EBUSheBA[ 編集]
残念ながら、おっしゃる通りですね。
食品分野もどうも未だに正直者が馬鹿を見るような所が有りますが、まともな食品を買う事で少しでも正直な生産者・販売者の力になりたいですね。
まおぞうさんも良い年をお迎えください。
2007-12-30 Sun 01:34 | URL | オサケン #nJ2SAN/6[ 編集]

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